■長野県 レストラン ディ・モア
http://r.tabelog.com/nagano/A2004/A200403/20000037/
前回の旅行時に上信越自動車道のSAで買った、「KURA」(長野が主に紹介されている雑誌)に載っていたお店です。今回の旅行に際して、「KURA」に載っている中から1軒、どこかでランチを食べようと検討して、野菜を自家栽培していらっしゃるこちらのお店を選びました。
予め電話予約の上、お店オープンの11:30に伺いました。(実際は小一時間早く着いてしまったので、近くのマックスバリューでぶらぶらと食品を見て楽しんでいました。)
店の前の道路は今回の旅行中だけでも3回は通っていたのに、その存在に全く気付かず。そんなにオシャレな感じではなく、若干古い感じがしなくもない。(ごめんなさい!)それもそのはず、この地でもう23年目になるのだそう。
店内はかなり暗めの照明。ランチは明るい店内で食べる方が好きな私なのでちょっと意気消沈、あと、テーブルクロスの柄も好みとは全く違うタイプ。占いの館みたい。ステンドグラスのテーブル上シーリングランプは低めに取り付けられていたので、夫も私も着席時に頭をぶつけました。目に当たらず助かった・・。これはもう少し上に取り付けてほしいなあ。
サービス担当の方は若い男性でした。メニューの説明を明るく&詳しくしてくださり好印象。ランチメニューの中から、私は魚料理と肉料理がつくコースを、夫はお肉がステーキのコースを注文しました。
(絵皿)
まずは私が注文したコースからご紹介。
「アミューズ:ホタテ貝」
→塩がキラキラ光っていてきれい。塩加減も絶妙で、甘いホタテが美味しくいただけました。
「手作りパン」
→ライ麦か全粒粉っぽい丸いパン。オーブンから出したところで熱々。ハート型のバター皿に三角形にカットされて供されるバターもどちらも美味しかった♪
「とうもろこしの温スープ」
→自家農園で採れたとうもろこしは、昨年17.8度ぐらいの高糖度で大喜びだったそうですが、天候不順にも関わらず今年はなんと糖度21.4度のものが収穫できたのだそう。これが甘くて。びっくりしました。品種はゴールドラッシュというものだそうです。このスープを味わうだけでも価値のあるランチだと感激。
「サラダ」
→12時ぐらいからどんどん混み始めてあれよあれよという間に満席に。ホールは奥様もきびきびと動いていらっしゃいますが、シェフも自らサラダを運びにきてくださいます。「野菜が虫の息ですが」と。ちょっと葉物野菜が少なめ収穫な日だったのかもしれませんが、どれも新鮮で生き生きした食感でした。中でも気に入ったのは枝豆。黒豆の枝豆が収穫時期を迎えたばかりの頃だったそうです。
「魚料理:白身魚のアメリケーヌソース」
→魚はなんだっけな。アメリケーヌソースというのは海老の殻でとった出汁をベースに作ったものだったかな。魚もソースもあっさりした一皿でした。
「肉料理:安曇野の地鶏(若鶏)のソテー」
→皮がパリっと焼けていて食感もいいです。ソースは醤油+酢のような味で、ご飯を注文したくなりました。パンを食べたくてパンとリクエストしてしまいましたが、こちらのお店ではご飯の方が合いそうな気がしました。次回伺う際にはライスと指定しようと思います。
ここからは夫注文のコースをご紹介します。それぞれ少しずつもらって味見しました。
「選べるオードブル(1):平貝(たいらがい)」
→表面を少しあぶってあるので食感を楽しませてくれます。こちらも私が食べたホタテ刺身と同じく塩がふってありますが、塩加減が生ホタテとは変えてあります。こちらのシェフの味付け加減、すごいです。
「選べるオードブル(2):シェフ手作りのハム」
→安曇野で放牧飼育されている豚の腿肉を使い、数時間かけて作ったものだそう。素直な味の美味しさ♪
「とうもろこしの温スープ」
→私と同じものですが、お皿が違うのが面白い。
「サラダ」
→これも私とほぼ同じものですが、量が若干違ったようです。
「ステーキ」
→こちらのお店、A5等級の黒毛和牛を出すことでも有名だそうですが、さしがあまり入っていないお肉の方が好きな夫は安曇野ステーキを選んでいました。シェフがまな板の上の肉を見せにきて、焼き方の希望を聞いてくださいます。
できあがったお肉は食べやすい幅に切れ目を入れてくださっていました。ニンニク醤油やミョウガと味噌などで作ったタレなど3種類のタレと共に供され、どれも試してみましたが、うっすらとシェフがつけた塩味そのままで食べるのが一番美味しかったです。脂身がないのにすごく柔らかいお肉で、これぞ私達の好きなお肉だと思いました。他のテーブルの方がA5等級の黒毛和牛を注文されていたようで、生のA5等級の黒毛和牛も見えていましたが、ちょっと私達の胃には難しいかなあ。若い頃はさしがたっぷり入ったお肉大好きでしたけど。
「ライス」
→ご飯好きな夫はライスを選んでいました。これは大正解。お米は茅野市で、おじいちゃんと若者達が一緒に作ったものなんだそう。美味しかったです~。
さて、デザートは2人ともケーキを1つ追加(プラス200円)して、計4種類を半分ずつ食べました。
選んだのは「山栗」「プリン」
「ガトーショコラ」「チーズケーキ」。
どれも美味しかったのですが、私は「チーズケーキ」の濃厚さに感激し、
夫は「山栗」の栗が気に入っていました。
ケーキにはそれぞれジェラートが添えられていて、ひとつが「木苺」、もうひとつが「白とうもろこし」。「白とうもろこし」って初めて聞きました。本当にとうもろこしの味がして美味しい~。不思議なジェラートでした。
飲み物は、コーヒー、紅茶、エスプレッソから選べ、私達は2人ともエスプレッソを選択。ほどよい苦味で口に合いました。
お会計は2人合計で11,340円。1人平均5,670円でこの内容とは、お酒を飲んでいないにしろCPがいいと大満足。なにしろ季節によって野菜が色々楽しめるのも魅力。また別の季節にぜひぜひ何度も再訪したいと思いました。