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アサヒビール園 足柄店「アサヒビオガーデン」でホタル鑑賞

●アサヒビール園 足柄店「アサヒビオガーデン」でホタル鑑賞
http://www.asahibeer.co.jp/factory/brewery/kanagawa/midokoro/index.html

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関東で唯一のアサヒビール園。アサヒビール神奈川工場は、地球・地域・人との調和を考えた21世紀の「環境創造工場」だそうです。水と緑にあふれ、春は桜、初夏には「アサヒビオガーデン」でホタルを鑑賞できるということで、こちらへ伺いました。

ホタルを鑑賞する前に約10分ほど、映像シアター室で映像を交えながら蛍の一生について学び、鑑賞の心得を聞きます。15分ごとの開催ですが、21:00で閉門なので、私達が訪れた20:15からのホタル鑑賞ミニ説明会が最終回ぐらいだったかもしれません。

心得としては、「カメラのフラッシュは厳禁」「ホタルを捕まえたり持って帰ったりしない」「大声を出したり騒いだり走ったりしない」というような事柄でした。

こちらで見られる「げんじぼたる」は、卵から成虫になるまでに約1年かかり、成虫になってから飛翔する期間は約2週間とのこと。おおまかな流れは以下のようになるそうです。

(6月)メスが産卵(水辺の湿ったコケなどに産み付けます)
  ↓
(7月)ほぼ1ヶ月でふ化し、水中に入ります。
  ↓
(8月~翌年4月/水中生活約9ヶ月) 幼虫は、約9ヶ月間水の中で「カワニナ」という黒い巻貝を食べて成長します。これが意外と大きな貝で、ホタルの幼虫が食欲旺盛なのがわかります。

養殖する場合はこの期間での水管理が重要で、熱帯魚などと同じようにずっとポンプで新鮮な空気を送りつづけ、なおかつ水温を25度から最高でも30度までに抑えなくてはいけないそうです。このあたりが、地球温暖化で夏場の気温が35度や40度近くにもなる昨今、ホタルが現象している一因であるのかもしれないと思いました。
  ↓
(翌年5月~6月/地中生活約40日)雨上がりの湿った土に上がり、土嚢を作ってサナギになります。
  ↓
(6月) 成虫になり飛翔。パートナーを見つけるために光ります。ここが一般的に「ホタルが光る」と言われる時期ですが、実は幼虫のあいだもほんのり光っているのだそうです。ちなみに、メスは水辺の葉やコケにとまってジっとしたまま光り、オスが飛びながら光るのだそうです。成虫になると、蛍はエサを摂らず、水だけを糧にして過ごすそうです。そういう意味でも水が綺麗なところでないと生きられないということです。

蛍と似たような成長方法をする昆虫は、ほかに「トンボ」と「クワガタ」でしたっけ?

アサヒビール園の係員の方が手に乗せて見せてくださった蛍。(一般の人は蛍を捕まえたり触ることはできません。) 想像より大きかった♪
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アサヒビール園に行く前に立ち寄った和田河原駅近くのホタル保存会の方が育てていらっしゃる水路では、メスだけが見えたようです。アサヒビール園は半々ぐらいで見られたかな。
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夕暮れ時、周囲が暗くなってホタルの光がいつ見えるかしらと期待にドキドキする時間、そして、薄っすらと見え始めた瞬間、次々に見えた時、「わぁっ」と歓声を上げたいのを我慢して蛍の明かりを静かに見守りました。
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私が撮れたのはほーんのちょっとだけ写ったそれらしい光の筋。(笑) 「ふうのなんでも帳」のふうさんが写真を撮ってブログにアップしていらっしゃるのを発見!蛍が光っている写真はすごく難しいと思うのですが、お上手です。ふうさんは茨城の群生地へ行かれたそうです。


将来に渡って沢山の蛍が生きられるためにも、自然環境を大切にしていきたいと思いました。ポイ捨てをせず川や水路を綺麗に保ち、地球温暖化が少しでも抑えられるように燃料や電気を節約したり。当日各自水筒を持参している子供さんをお見かけして、ペットボトルを持参していた自分を反省してしまいました。例えば、やかんで沸かした麦茶を水筒に入れて持ち運ぶことは、その分ペットボトルを使わずに済むのですよね。ペットボトルは資源ゴミとしてリサイクルしているから、と環境に優しいことをしているつもりの自分を反省。勉強になりました。

余談ですが、神奈川県に昔いたものの、現在は生息が確認されていない動物は、かわうそ、あざらし、狼、日本カモシカだそうです。自然を大切に♪



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蛍幼虫のエサとなるカワニナ写真です。巻貝です。こんな大きなものを食べるのかとビックリです。蛍の幼虫は食欲旺盛です。
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by natchan72 | 2008-06-07 20:00 | 08年6月神奈川ホタルプチ旅