■西谷家 本店
http://tabelog.com/fukuoka/A4002/A400203/40003139/
今回の九州旅、ラーメンは長浜では元祖長浜屋さんで既に食べましたが、博多では「伊都商店」さんで食べようかと思っていました。
糸島半島ドライブの帰り道、その日の夕食は博多でラーメンかな~なんて思いながらガイド本(まっぷる福岡)を改めてパラパラめくってみたところ、「伊都商店」の解説として、「福岡県北西部にある糸島の人気店 西谷家の系列店」とあるではないですか。えっ、今、糸島のあたりにいるんだから、西谷家に行ってみよう~と食べログで検索して訪問しました。
店の横に駐車場があり、車で行くのに便利です。15時という半端な時間だったので、お客さんはまばらでした。店内はテーブル席が多いですが、厨房の前にはカウンター席があり、左奥には堀こたつ式の小上がり席もありました。店名が西谷家さんだけに坂本龍馬に関係あるのかなと思ったら、やはり、龍馬さんの写真が飾ってありました。
テーブルには、紅しょうが、白ごま、ラーメンのたれ、ラー油、胡椒、生にんにくと生にんにくをつぶすもの、れんげ、爪楊枝、割り箸、そしてどこかの広告入りのポケットティッシュが。
2名で訪問して注文したのは以下のもの。
「あっさりとんこつ白ラーメン」
+Bセット(ごぼチャーおにぎり、餃子5個)(700円)+替え玉120円
「焦がし醤油のこってり黒ラーメン」(600円)+替え玉120円
麺の堅さは最初も替え玉の時も好みを聞いてもらえます。私達はどちらも「ばりかた」にしましたが、元祖長浜屋のばりかたよりも一段階堅めでこれは本当にバリカタで仕上がっていました。
まずは「ごぼチャーおにぎり」登場。これは個性的。白いフラットなお皿に海苔が敷いてあり、その上に牛蒡のささがきとチャーシュー入りの炊き込みご飯のおにぎりが置いてありました。博多のうどん屋で食べた「かしわおにぎり」よりも、肉(チャーシュー)がしっかり入っているし、しっかり
続いて「ギョウザ」登場。薄い羽がサクっとついているのが楽しかったですが、味は特別印象的ではないかな。
「あっさりとんこつ白ラーメン」は、決してあっさりではないとは思いますが、でもこってりが苦手な私にしては美味しいと思える範疇で、最後まで残さず飲めました。チャーシューは大き目、厚めのものが2枚。脂が周囲に巻いているタイプでしたが、この脂身は柔らかいものだったので食べられました。スープは、とんこつに仕上げに豚足を加え、背脂を浮かべたものだそう。
「焦がし醤油のこってり黒ラーメン」は「濃厚こってりスープ」(豚骨の素材が砂状になるまで長時間炊き上げたものだそう)のスープに、自家製のマー油(高温の油で揚げた焦がしにんにく油)を加えたもので、脂っぽさというよりは、さすがに味が濃いと思い、私はちょっと苦手でしたが同行者は気に入って食べていました。チャーシューは「あっさりとんこつ白ラーメン」のと同じものかどうかよくわかりませんでしたが、2枚のっていて、こちらはモヤシものっていました。
麺は中細平打ち麺と書いてありましたが、細いストレートかと思っていました。こういう細めの麺大好きです。替え玉を頼むと、しっかりお湯を切った麺だけをお皿に入れて持ってきてくれました。
ラーメン鉢の周囲には「まっこと感謝」の文字が。内側には店名が書いてありました。
帰りに壁の貼り紙を見たら、「あっさりとんこつ白ラーメン」は麺を完食したあとは、ご飯とテーブルの辛子味噌を加えてトンコツ雑炊をお楽しみくださいって。その食べ方も試してみたかったかも!
こんなに個性的で丁寧に作ったラーメンで人気の店なのに、敷居の高いようなところは一切なく、厨房の男性も、ホールの女性も、接客が丁寧で、女性や子供連れでも安心して利用できそうな店というところも気に入りました。ご馳走様でした!