なっちゃんのダイニング

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昼食<帰省旅>祇園四条 いづ重

■昼食<帰省旅>祇園四条 いづ重
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京都の八坂神社の斜め前ぐらいの場所にある鯖寿司やいなり寿司が有名な老舗のお店です。関西に住んでいる頃に何度かテイクアウトでいなり寿司を買い求めたことはありましたが、店内で食べたことや鯖寿司を買ったことはなかったので、今回の帰省旅を利用して、昼食をこちらの店内でいただいてみようと計画しました。
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好きなテレビ番組「和風総本家」で「春の京都を支える職人たち」として 2016年4月21日に紹介されていたのを見たのもきっかけになりました。明治45年創業で、「信頼しているお豆腐屋さんから毎日届けられるお揚げと季節ごとに厳選している国産米を使い、米には高知県ゆず、麻の実を混ぜ醤油で味付けしたゴボウを混ぜあわせ、お揚げと合わせた「いなり寿司」を作り出していた。」ということだそうです。
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木曜日とはいえ12月29日だったので休みの人も多い日。13時過ぎに訪問したところ、すでに何組か店の外に立って並んでいました。入口の前にある硯の墨と毛筆を使って名前と人数をノートに書き込んでから列の後ろへ。持ち帰りのみの人は名前は書かずに中に入って注文すればいいそうです。

並んでいる人数の割には思ったよりもかなり時間待たされて、40分以上並んだかな。ようやく名前を呼ばれて中へ。私たちの直前が5人組ぐらいだったので、2人しか座れない席へ先に案内されたのですが、店の人同士で意思の疎通ができていないようで、「まだ案内しないで」とか「いや、一番奥の席に入ってもらって」とか内輪もめしてるから、なんかこちらもイライラしてきて「どっちなんですか?」と思わず語気を荒げてしまった。

間口は狭くて奥に長い作りでした。天井からは鎖でつながれた鉄製のような照明が下がり、壁の上部には絵皿が飾られていました。木を加工して作られたような席に着席すると、濃い粉茶みたいなお茶が供されました。音楽は無し。醤油用の小皿が清水焼のような白地に青系の絵付けなのが京都らしくて素敵でした。
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料理は2名で訪問して以下を注文。

「盛り合わせ 鯖・ぐじ」(3,294円)
→「ぐじ」は「甘鯛」のことだそうですが、ぐじのお寿司は今までに食べたことがなかったので、注文してみました。周囲におぼろ昆布がのせてあり、一緒に食べるそうです。お魚がとろーっとした食感で甘味があり美味しかったです。食べていて幸せになるような感じ。「ぐじうしお汁」という品もメニューにありましたが、1,620円もするので今回は注文せず。

鯖寿司の方は、巻いてある分厚い昆布は剥がしてから食べるように案内されました。勿体ないので後から昆布だけ私たちは食べましたが、残してもいいみたいです。この「はがしてお召し上がりください」の一文は、なんと8か国語で表記してあったのが流石京都。外国人へのおもてなしが素晴らしい。
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「盛り合わせ いなり・箱寿司」(886円)
→いなり寿司は、牛蒡入りで、麻の実がバリバリした食感で香ばしいです。柚子も入っているのでさっぱりしています。油揚げは甘い味付けでしみじみ美味しい。
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箱寿司は明治創業時より人気の品だそうで、厚焼き玉子、小鯛、海老、鰆、とり貝を合わせたもので作られているそうです。
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鯖寿司の値段が高いので、値段の割には量はそんなに多くはないのですが、一人約2,090円で珍しいお寿司がいただけたので、とても満足でした。

トイレは以外にも洋式でした。ここは京都旅行では一度は行ってみてほしいと個人的に思うお店のひとつなのでした。
by natchan72 | 2016-12-29 13:21 | 2017年正月帰省旅