■民宿ふらっと(夕食編)
夕食は18:30からと決まっています。夕食、朝食ともに1Fの広間(和室・座布団敷)で頂きます。1日3組の宿なので、3組しかいないので、テーブルの間は十分開いていて気にならない感じです。1箇所だけ囲炉裏端で食べられるところがあり、他の2箇所は大きなテーブル。私たちはテーブルでした。広間に下りてきた順番なのかなあ?そのあたりよくわからなかったですが。
まずは「奥能登ビール日本海倶楽部ピルスナー」(別注文)で乾杯。ブルーの瓶は民宿ふらっとさんのオリジナルなんだそう!深い色で綺麗な瓶でした。ビールの後はオーストラリア産の白ワインを1本。
この宿、お料理の内容によって3種類の値段設定になっていて、8,500円、10,500円、13,500円(1泊2食付きの1人あたりの料金)。私たちは真ん中の10,500円を選びましたが、たぶん同宿だった他の2組は13,500円のコースだったような。
この日の料理は以下のようなものでした。
「新玉ねぎと生わかめのスープ」
→輪島塗の器で供されました。クリーミーで甘みのあるスープで、細切生わかめが熱がとおることによって鮮やかな色に変わるのがパフォーマンス的にも面白かったです。
「桜鱒+いちごと柿ソース、さより+自家製いしりソース」
→美しい前菜。ピンクの塩は去年の桜を漬けた自家製の桜塩だそうです!のっけから圧倒される素晴らしいお料理。「いしり」というのは、烏賊で作った醤油なんだそう。同じ能登半島でも、輪島あたりだと鰯で作るんだとか。
「パスタ」
→この日のパスタは、手打ち麺に、こごみとサザエが入ったものでした。このこごみはシェフであるオーストラリア人のご主人が摘んでこられたものだとか。最後にご挨拶に来てくださったとき、11月からの蟹の季節もいいけれど、春の山菜を使った料理もかなり楽しいとおっしゃっていました。これをヒントに、旅行帰りに道の駅で「こごみ」と「いしり」を買って帰り、自宅でもこごみスパゲティを作りましたよ!
「サラダ」
→自家製いしりとバルサミコ酢を使ったドレッシングが美味しかった。このドレッシング、ぜひ家でも利用したいです。亜麻仁油といしりとお酢でもいいかも。
「自家製フォカッチャ」
→塩味がいい感じでした。
「おこぜのフリッター」
→これまた自家製の無農薬栽培の柚子で作った柚子塩が添えられていて感激。タイムが香るところがイタリアンです。
「黒鯛のグリル」
→こちらは真鱈の子で作った自家製明太子が添えられていました!体に優しい食材でのお料理とはまさにこの宿が作られるものだなあと本当に感激です。
「金華鯖の糠漬と青紫蘇のピザ」
→これは追加注文で、1ピースずつ頂きました。鯖の糠漬は少量でかなり塩辛いものなのですが、旨みが凝縮しています。感激して帰りに道の駅で沢山買って帰りました。味としてはアンチョビーにも似ていますが、あちらは油で漬けるので、またちょっと違う感じかな。
「大吟醸のムース」
→いやあ、最後まで驚かせてくれました。これも美味しかったなあ。
「エスプレッソ」