■朝食 兼 昼食 ウインナーと玉ねぎのクリームソーススパゲティ
■夕食 <外食>ますや(川島町)
土曜日のスポーツクラブの帰り、どこで夕食を食べようかと思案。以前「まろうど」さんというお店で食べた「すったて」が美味しかったので、同じB級グルメ本に載っていたこちらのお店に訪問することに決めました。
「所沢IC」から関越道に乗り、鶴ヶ島JCTから圏央道へ「川島IC」で降りて少し下道を走って20時前頃に到着。254号線から2本ほど奥まった筋沿いにあるので、周囲は住宅と畑で真っ暗です。個人宅の一階を店舗にしたような作りで、駐車場はその前のスペースでした。白線やロープなど、特に駐車スペースの区切りは設けてありませんでしたが、ガイド本にはP10台と書いてありましたので、詰め合わせるとそれぐらい入る敷地なのかもしれません。
道路側と駐車場側に2つ入口があるのが面白いです。どちらから入っても同じなのですが、道路側の入口には「中華料理」の暖簾、駐車場側の入口には「ラーメン」の暖簾が下がっていました。
店内は、蛍光灯が灯る昔ながらの食堂という雰囲気です。本棚にマンガが沢山。単行本は「美味しんぼ」や「三丁目の夕日」があり、雑誌は「チャンピオン」、「ジャンプ」、「マガジン」、「サンデー」が綺麗に並んでいました。
席は小上がり席4人用×2、テーブル席4人用×2ぐらいだったかな。私たちはテーブル席に着席。中華料理を中心にメニューが豊富で迷いますが、以下のものを注文。
「かわじますったて風中華つけ麺」(730円)×2
「餃子」(400円)
「カキフライ」(630円)
「かわじますったて風中華つけ麺」は、麺はあまり弾力のない、どちらかというとジューシーさも少ないタイプのまあ普通というか、私たちはそんなに好みでない中華麺でしたが、具とタレが良かったです。麺の上にはサラダ麺さながらの野菜たっぷり。レタス、きゅうり、トマト、オクラ、茄子、ミョウガなどの夏野菜に、一番上には葉わさびの茎が。
これらの野菜、元々農家だったご主人が今も畑で育てていらっしゃるもので、その日に使う量だけを毎朝畑から収穫してこられるのだとか。あ、葉わさびだけは、旬の時期に収穫したものを冷凍保存してあったものを使っているとのこと。
ひとつ、見慣れぬ野菜があったので何か尋ねてみたところ、「花オクラ」という野菜なのだとか。薄い黄色で根本が茶~エンジ色をしています。噛むとやや粘り気があるのですが、最初の食感はレタスにも似ています。これが朝収穫して夜には茶色く痛んでしまうそう。それじゃきっと滅多にスーパーには出回らないのだろうな。そして冷蔵庫から出して見せてくださったものは、ハイビスカスにも似たまさに「花!」というものでした。まさかこれが食べられる野菜とはびっくり。珍しい野菜が食べられて嬉しかったです。
タレは、ベースは鶏がらスープを取って作られるそうで、ちょっとお酢で酸味をつけたいわゆる冷やし中華のタレですが、甘さは強くなく、すごく自然な味で気に入りました。これと、かわじまの「すったて」の特徴である、野菜類を味噌に擦りこんだもの、胡麻、氷とあわせたものに漬けて食べるつけ麺ということでした。
「餃子」と「カキフライ」はごく普通に美味しくいただきました。どちらも優しい味。中華料理というと、旨み調味料の味を強く感じる店も多いけれど、こちらはそういう系統ではない、家庭の身体に良さそうな味という感じでした。
店内は古めでそんなに綺麗ではないし、自然の真っ只中に立地しているので夏場は虫もドアから入ってくるし、どんな人も満足する店ではないかもしれませんが、私はかなり満足だった一食だな。他のメニューもまた試しに行ってみたいと思いました。
お会計は2人で2,490円。どうもご馳走様でした♪