■宮島うえの
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3402/A340202/34000065/
宮島へ向かう広電の車内でガイド本「ことりっぷ」を見てどこに入るか検討。掲載されていた数件の「あなご飯」屋さんの中からこちら「うえの」さんを選びました。掲載店の中では、このお店と、お二階にある穴子料理コースの姉妹店だけが宮島口側にあり、他のお店は船で渡った厳島神社のある島にあるお店でした。
JRの宮島口駅がすぐ近くに見える場所にありました。歴史のありそうな雰囲気のいい建物です。日曜日のお昼時でしたので混みあっている様子。まずは窓口(お弁当の手渡しも兼ねている場所のようでした)で名前を告げ、ウエイティングリストに追記してもらいます。約1時間ぐらい待つことになりそうということと、テーブルは相席になるということを伝えられます。はい、全然OKです♪
向かって左側の入口から入る待合所に入って待ちました。奥に蔵を改築した待合室もあり、そちらで待つこともできるようでした。(その場合は順番がきたら呼んでくれる係りの人に一声かけた方がいいそうです。)壁には「お待たせして申し訳ありません」と、老舗なのに謙虚な貼り紙があって好感が持てます。元々あなごの駅弁屋さんだったので、歴代のお弁当の包み紙が飾ってあったりします。
さて、40分ぐらいで順番が回ってきました。4人がけのテーブルに横に並んで着席。他に6席ぐらいだったか、壁に向かって食べるカウンター席もあるようでした。
メニューは壁に貼ってありました。
【穴子飯】のメニューは
「特上あなごめし」(1,890円)
「あなごめし」(1,470円)
「あなごめし小丼」(1,260円)
の3種です。3種とも穴子の質は同じ。
「特上あなごめし」と「あなごめし」は穴子の量が違い、「あなごめし小丼」は穴子の量とご飯が「あなごめし」より少ないそうです。「あなごめし小丼」は、ご飯の量が一膳強だそう。
ということで、夫は「あなごめし」(1,470円)、私は「あなごめし小丼」を選びました。
あとは、「宮島北限定穴子使用の白焼き」(1,050円)と「日本酒ぐいのみ1杯」(100円)を各1つ。
まずは「白焼き」登場。白といっても、うっすらと焼き色がついています。わさびと岩塩が添えられていますが、薄い下味がついていると説明がありましたので、それらはお好みで。そのままが一番美味しく思いました。弾力があって地味に口の中に旨みが広がる・・そこに「日本酒ぐいのみ1杯」をちびりと飲んで鼻から息をする。これは幸せなひと時でした。
そして「あなごめし」登場。夫注文の「あなごめし」(1,470円)は結構大きくて、大食いな夫で丁度いいぐらいの量。お向かいに座っていらした女性のおひとりも同じサイズでしたが、しきりにあなごめし小丼」にしておけばよかった・・とつぶやいていらっしゃいました。(笑)
穴子が綺麗にびっしり並んでいる様が見た目にいいんですよね~。端からやっつけるぞ!みたいな気持ちになって。穴子の焼きたての香ばしさもいいですし、ご飯が薄っすらとした醤油味なのもクドくなくて気に入りました。
お漬物と赤だしも、素直な味で普通に美味しくいただきました。
他の穴子飯屋さんを訪問したことがないので比較はできませんが、2000年の春で創業100年( http://www.anagomeshi.com/rekishi.htm )という駅弁あなごめしの老舗で歴史の一端を味わえたのは貴重な体験でした。いい思い出になりました。ご馳走様でした!